| 壷中の天―鬼籍通覧 | |
![]() | 椹野 道流 講談社 2001-06 売り上げランキング : おすすめ平均 ![]() あったら怖い、お話。 ホ、ホラーかっ!? 読後感のさっぱりしたオカルトスリラー第3弾Amazonで詳しく見る by G-Tools |
鬼籍通覧シリーズ第3弾です。
ミチルや伊月たちが偶然見た死体が、消えてしまうと言う。ミステリーなら面白いシチュエーション。
・あらすじ
ゲーセンで死んだ若い女性の遺体が、O医科大学法医学教室に運ばれる途中、警察のワゴン車の中から忽然と消え失せた。「風太がずんこを殺した」「アヒルの足は、赤いか黄色いか?」残されたメッセージは二つ。監察医・伊月崇と伏野ミチルは謎を明かせるか!?絶望のち驚愕ときどき癒し。
死体消失と途中で出てくる謎の暗号。先ほども書きましたが、ミステリーなら美味しいんですけど、これはミステリー風味のホラーですからね。
あと、やはり死体の描写などはぴか一ですね。よくある資料丸写しみたいな表現ではなく、まったく知らない素人にもわかりやすいと思います。
最後にはかわいい仲間も増えて、いい感じにまとまっているんじゃないでしょうか。
できれば、ランキング協力お願いします。人気Blogランキング
| 無明の闇―鬼籍通覧 | |
![]() | 椹野 道流 講談社 2000-03 売り上げランキング : 101,622 おすすめ平均 ![]() 読後感のさっぱりしたオカルトスリラー第2弾Amazonで詳しく見る by G-Tools |
鬼籍通覧シリーズ第2弾です。
今回は、医学生伊月の指導している監察医伏野ミチルの過去がクローズアップされています。
・あらすじ
法医学者は、「法」に仕える。何人にも偏らず、また屈せず、如何なるときにも中立を保ち、冷静にメスをふるわなければならない。だが──もしもその精神を根底から揺さぶるような出来事があったとしたら……。O医科大学法医学教室の名物新米・伊月嵩(いづきたかし)。医師国家試験の結果発表を待ちながら、解剖室で見た恐怖とは!?
前半が乳児の突然死などについて、つらつらと描かれて後半はひき逃げ事件を発端として、ミチルの過去の話になります。
一応、伊月の医師国家試験を受けているエピソードもあるのだけど、全体の流れからすると、あまり印象に残らなかったね。
鬼籍通覧の1作目のときにも書きましたが、ミステリーのようで実はホラーですので、ミステリーを心待ちにしていると肩透かしを食らいますが、前作を読んでこのシリーズをまた読もうと思った人なら大丈夫かな。
どうも、前作はノベルズについている帯の宣伝文に語弊があったような気がします。あれは作者さんのせいではないよね。
できれば、ランキング協力お願いします。人気Blogランキング
| 雪が降る | |
![]() | 藤原 伊織 おすすめ平均 ![]() かっこよい。 6つの宝石のような短編たち 「中年ロマンティスト」と呼んでもいいですか? 純粋な気持ちで読める短編達 涙がでました。Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ハードボイルド作家藤原伊織氏の短編集。描かれているのは、青年から中年までの男たちのドラマ。
・レビュー
母を殺したのは、志村さん、あなたですね。少年から届いた短いメールが男の封印された記憶をよみがえらせた。苦い青春の日々と灰色の現在が交錯するとき放たれた一瞬の光芒をとらえた表題作をはじめ、取りかえようのない過去を抱えて生きるほかない人生の真実をあざやかに浮かびあがらせた、珠玉の六篇。
そのうちのひとつ「銀の塩」はテロリストのパラソルの島村が主人公です。時系列では逃亡中に出会った人間と事件を描いてます。最後の締めくくりの台詞はさすがで、読後も心に残ります。
表題作「雪が降る」は中堅サラリーマン過去の思い出と友情を描いた作品。読み応えのある一編でした。
できれば、ランキング協力お願いします。人気Blogランキング
| ひまわりの祝祭 | |
![]() | 藤原 伊織 おすすめ平均 ![]() 水準以上ではあるのだが・・・ 30才前に読んでほしい 全共闘ナルシシズム 心が焦がされる人生の物語Amazonで詳しく見るby G-Tools |
前作「テロリストのパラソル」からハードボイルドに転向した藤原氏のハードボイルド2作目。デビュー作は純文学みたいな内容だったらしいですね(わたしは未読)
・あらすじ
自殺した妻は妊娠を隠していた。何年か経ち彼女にそっくりな女と出会った秋山だが、突然まわりが騒々しくなる。
ヤクザ、闇の大物、昔の会社のスポンサー筋などの影がちらつく中、キーワードはゴッホの「ひまわり」だと気づくが…。
テロリストのパラソルが動なら、こっちは静というイメージがあります。登場人物たちの行動の派手さは、ひまわりの祝祭のほうが派手なのですが、読後のイメージは希薄でした。
しかし、会話の巧妙さ登場人物の魅力などはまったく引けを取りません。テロリストのパラソルで疾走感があると書きましたが、こちらはのんびりと心に染みていくようでした。
前作同様、ストーリー展開にご都合主義っぽいところがあるのもご愛嬌ということで。
できれば、ランキング協力お願いします。人気Blogランキング
| 暁天の星―鬼籍通覧 | |
![]() | 椹野 道流 講談社 1999-06 売り上げランキング : 87,923 おすすめ平均 ![]() 純ミステリじゃなかったんだなぁぁ、という話(^^;)。 読後感のさっぱりしたオカルトスリラー第1弾Amazonで詳しく見る by G-Tools |
鬼籍通覧シリーズ第1弾。
法医学の監察医の視点で進む小説で、あえてジャンル分けすれば、ミステリーホラーでしょうか。
最近よくある専門職業ものですね。著者の椹野氏はこの作品の執筆当時は関西の医大の法医学者だったそうです。
それらは全く不可解な事故としか思えなかった。目撃していた人々も皆、口を揃えてそう言った。ある時は混雑した駅のホームで、ある時は黄昏の色に染まった坂道で、突如、彼女たちは死に向かって身を投げた。
だが、それらの遺体には、世にも奇怪な共通点があったのだ…。現役女性法医学者が鋭利な筆致で描く意欲作。
司法解剖などの描写がとても詳しく、それでいてあまりグロテスクではない感じでとても読みやすい作品でした。知らない世界を垣間見た気がします。
ただ、この著者のかたは801・・というか、最近の表現だとBL系で有名な方らしく、そんな匂いが漂ってきます。
主人公で、大学院にはいったばかりの伊月はすらりとした長身で、女性に間違われるほどの美男子。幼馴染で地元の刑事でもある筧は運動好き少年がそのまま大人になったような純朴一途な青年。
そして、伊月の指導教官でぱっと見は茶髪のお姉さんにしかみえない敏腕法医学者の伏野ミチル。
この三人を中心に物語が進みます。
・・・というより、暴走すると言ったほうが正しいかな。三人が。
表紙のイメージよりも断然読みやすいので、ちょいと軽く読みたいかなーというときにおすすめです
できれば、ランキング協力お願いします。人気Blogランキング






あったら怖い、お話。
ホ、ホラーかっ!?




全共闘ナルシシズム


