本おしうり堂

文芸書、漫画などの感想を扱ってます。
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4062747855カレイドスコープ島―“あかずの扉”研究会竹取島へ
霧舎 巧


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あかずの扉研究会シリーズ第2弾。
名探偵が2人いる設定のミステリー。名作獄門島をリスペクトした作品だそうですが、はてさて。

・あらすじ
連続殺人の万華鏡(カレイドスコープ)惨劇の光源を暴け!
八丈島沖にひっそりと隣り合う月島と竹取島。古くからの因習に呪縛され、月島の一族に支配され続けている双(ふた)つの島を、《あかずの扉》研究会の6人が訪れた時、血も凍る連続殺人の万華鏡が回転を始めた。一族に伝わる秘宝が島の後継者を次々と殺戮(さつりく)する怪!

優秀な頭脳が2人要るがゆえに、ストーリー上分けなければ簡単に謎解きが終わってしまうので、今回も後動と鳴海は別行動。

前作とはまったく毛色の違う、ミステリーで古典の匂いもさせつつ、自己流にアレンジしているところはいいのだけど、登場人物がけっこうたくさんいるのに、あまり能動的でない主人公のせいか描ききれていなかったり、あまり動いていないキャラが出てくるあたりは、改善されていません。

まあ、ラブコメは相変わらずです。

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殺竜事件―a case of dragonslayer
4061821350上遠野 浩平

講談社 2000-06
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おすすめ平均star
starミステリと
starファンタジー的推理小説。
star気持ち良い・・

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ブギーポップシリーズで有名な、上遠野浩平氏の異世界ミステリー。表紙と作中イラストをメガテンのイラストレーター金子一馬氏が描いています。
殺人ではなく、竜が殺されたから殺「竜」事件。

・あらすじ
強力無比な生命力と無尽蔵の魔力を持つ竜が殺された。誰も入ることができない密室の中で。1つの戦争を終わらせるために、竜の膝元で話し合いを準備していた戦地調停士EDを含む3人は、竜の不可解な死の容疑者にされてしまう。竜の膝元でともに暮らしてきた村人に、解決できなければ死ぬ呪いをあえて受けた上で、EDたちは事件の解決に乗り出す。

わたしは、ブギーポップシリーズがまだ未読なので、この著者の作品はこれが初めてだったのですが、異世界を舞台にしているせいか、もしくは若者向けライトノベル出身のせいなのか全体としてかなり読みやすかったです。

そのファンタジー世界独特の単語がいくつも出てくるのですが、うまく話の流れに乗って解説も入ってきたりするので、普通にRPGなどをたしなむかたならすんなり頭に入ってくると思います。

ちょっと、ミステリーは苦手だなと感じているかたにおすすめです。

あと、個人的には主人公が仮面をつけているのがもう、ツボデス。

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虹の家のアリス
4163213805加納 朋子

文藝春秋 2002-10
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おすすめ平均star
starアリスシリーズ第2弾です。
star今度の謎も、興味津々!

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螺旋階段のアリスから続く、アリスシリーズ第2弾。
前回は夫婦愛をテーマにしていたそうですが、今回は家庭、家族愛がテーマだそうです。

・あらすじ
育児サークルへの嫌がらせの犯人は? 連続殺猫事件の真相は?仁木探偵事務所に持ちこまれる様々な謎は、美少女安梨沙の助けで鮮やかに解決する。「アリス」と猫とティータイムを愛する名探偵登場。

やはり、ほのぼのというか身近におこるちょっとした、不思議な出来事を淡々と解決していくさまは見てて微笑ましいです。

前回からの登場人物や仁木の子どもたちなども現れ、テーマどおりに家族を重視した連作ですね。

しかしまあ、よくここまで「不思議の国のアリス」がらみで、短編を作り続けたものだと、無責任な読者の立場からでも感心してしまいます。

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ドッペルゲンガー宮―あかずの『扉』研究会流氷館へ
4061820834霧舎 巧

講談社 1999-07
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第12回メフィスト賞 受賞作。
この霧舎氏は本格推理物の重鎮である島田荘司氏にペンネームを命名してもらったそうです。まあ、だからどうしたということもないのですが。


・あらすじ
北澤大学新入生のぼく=二本松飛翔(かける)は、サークル《あかずの扉》研究会に入会した。自称名探偵、特技は解錠などクセ者ぞろいのメンバー6人が、尖塔の屹立(きつりつ)する奇怪な洋館“流氷館”を訪れた時、恐るべき惨劇の幕が開く。閉鎖状況での連続殺人と驚愕の第トリック!

ロジックあり、ロマンスありと一粒で二度おいしい作品です。この開かずの扉シリーズは現在まで、4作刊行されていますが個人的には、この1作目が1番面白かったです。

登場人物がどちらかといえば漫画的な、青春物を読んでいる気になりますが、その反面本格推理物としても高水準のものなので非常にバランスがとれていると思います。

推理物でありがちなホームズとワトソンではなく、ホームズ×2とワトソンといった図式ですが、これもまた斬新でよかったです。

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実録鬼嫁日記―仕打ちに耐える夫の悲鳴
4902843048カズマ

アメーバブックス 2005-01-31
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おすすめ平均star
starうむ・・・ 愉快な出来事 読んでると楽しくなる(;´Д`)ハァハァ
star買って損はしませんよ
star笑える!

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アメーバブログで人気の実録鬼嫁日記が一冊の本にまとまりました。

もともとブログの方のファンであったのですが、むかしのネタなどは知らなかったので、今回読んでみました。

理不尽な嫁さんの動向に振り回され、へこむことの多い旦那の愚痴をユーモラスに書いていて、とても読みやすい。
決して、愚痴ではあるけれど悪意ではない。文章に嫁さんへの思いやりもにじみ出てきています。

お互いに納得しての関係だろうし、世に夫婦の形は千差万別。

著者本人もいっている通り、読んで笑うだけよいのではないかと思います。実際自分が同じ立場になったらとおもうときついですがね……

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